
寒い季節になると、猫がお水をあまり飲まなくなる…。
そんな悩みを感じたことはありませんか?
特に高齢猫や持病のある子は水分不足の影響を受けやすく、我が家の猫たち(12歳の兄妹)は、糖尿病・腎臓病初期・膵炎の子、慢性便秘・膵炎の子という状態で、どちらも冷たい水が負担になってしまうことが多くありました。
冬になると飲水量がぐっと減り、便秘が悪化したり、お腹を壊したり、脱水を心配して点滴の回数を増やす必要があったほどです。だからこそ、温かい飲み水を用意する必要性を感じるように。
そんな中で見つけたのが、飲み水をほんのり温められる保温器具『ピュアクリスタル ヌルーミィ』でした。
実際に使ってみたら、飲水量が約5倍に増加し、猫も元気に!
この記事では、『ヌルーミィ』の使い方、実際の飲水量の変化、注意点まで詳しくレビューします。
『ピュアクリスタル ヌルーミィ』とは? 特徴と安全性
『ピュアクリスタル ヌルーミィ』は、GEX(ジェックス)から販売されているペット用ウォーマー(給水器用保温ヒーター)で、水入れの下に置くだけで水温を常に約+5〜10℃に保つことができる保温器具です。
『ピュアクリスタル ヌルーミィ』の特徴は以下の通りです。
- いつものお水が+5〜10℃の“ぬるま湯”に
- かじり防止コードカバーで安心
- 過熱を防ぐWの安全設計 (サーマルプロテクター+温度ヒューズ)
- 電気代は約0.4円/時(1ヶ月で約300円ほど)の省エネ設計
水が冷たすぎて飲みたがらない猫、高齢で冷えに弱い猫にとても相性の良いアイテムです。
また、過熱時は自動停止する仕組みがあるため、火傷やトラブルのリスクを減らせるのがポイントです。
『ピュアクリスタル ヌルーミィ』を設置してみた|我が家の環境
我が家では「ヘルスウォーターボウルM(約500ml)」を日常使いしており、今回はその下に『ヌルーミィ』を設置してみました。
設置状況
説明書によると、ヌルーミィ使用時の水温の目安は以下のとおりです。
| 室温 | 水温の目安(800ml) |
| 約15℃ | 約27.4℃ |
| 約20℃ | 約30.3℃ |


ヌルーミィの丸い中心部が加熱ポイントになっていて、そこにボウルを載せるイメージです。ヘルスウォーターボウルMを設置してみたところ、若干の隙間はありますが、問題なく置くことができました。
使用開始から約1時間ほどで水がほんのり温かくなり、加熱ポイントも触ってすぐに火傷するというほど熱すぎることはありません。加熱ポイントをずっと触っていると熱めかなぁと感じるくらいの感覚でした。
参考までに、ヌルーミィにのせたウォーターボウルMを下に載せておきます。
実際に使ってみた効果は?|飲水量の変化や反応
初日:ねこ達の反応
最初は「ボウルの下に何かある?」というように少し警戒していたものの、
1時間ほどで気にせずお水を飲むようになりました。
我が家の猫さんは新しい物に敏感ですが、ヌルーミィには比較的早く慣れてくれました。
飲水量の変化
結果から言いますと、『ヌルーミィ』によって飲水量は増えました。
気になるのは飲水量の変化。
我が家では、家の中に水飲み場を4カ所設けています。
そのうち1カ所にヌルーミィを設置し、数日間観察してみた結果がこちらです。
ヌルーミィを設置した1カ所だけで、5倍の飲水量に!
ヌルーミィを設置した1カ所で5倍の飲水量となりました。
他の水飲み場の利用頻度は少し下がったものの、全体的な飲水量も約1.6倍に増えました。
ヌールミィの人気度がわかる結果となりました。
火傷の心配は? 安全性は大丈夫?
実際に加熱部分を家族で触ってみましたが、「ほんのり温かい」程度で、猫が火傷をするような熱さではありませんでした。ただし、加熱面に興味を示してしまう子には注意が必要です。
対策として、複数のワインコルクを加熱ポイントの側部に敷き詰めて、底面に断熱層を作る工夫をしている飼い主さんもいるようです。
使用上の注意点とおすすめの組み合わせ
『ヌルーミィ』は本来、GEXの「ピュアクリスタル フィルター式給水器」用として設計された製品です。我が家のように他社製のボウルと併用する場合は、あくまで自己責任となります。
我が家の500mlボウルは問題なく温まりましたが、「思ったより温まらない」という口コミもあり、950ml以上の大きめの給水器だと効率が落ちやすい ようです。
心配な方は、以下のような純正給水器とのセット使用も検討してみると安心かと思います。
まとめ
『ピュアクリスタル ヌルーミィ』は、寒い時期の飲水量減少や冷水によるお腹の不調に悩んでいた我が家にとって、まさに救世主アイテムでした。
- 飲水量がしっかり増えた
- お腹を壊さなくなった
- 省エネ&安全設計で安心
冬は飲水量が落ちやすく、膀胱炎や便秘・脱水のリスクも高まります。
特に高齢猫や、膵炎・腎臓病などで飲水量が大切な子には、“ぬるま湯ケア” がとても心強い味方になります。
気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

