
「最近うちのねこ、水を飲む量が減ってきたかも…」
そんな不安を感じることはありませんか?
12歳になる我が家のねこも、年齢のせいか寝ている時間が長くなり、水を飲む量がぐっと減っていました。
健康診断ではBUN(尿素窒素)がやや高めとの結果が出て、獣医さんからも「もっと水分をとらせてあげてください」とアドバイスが。
しかし、猫に「水を飲んで」と言うわけにもいかず、どうしたものかと悩んでいたところ…
“流れる水が好き” という我が家の猫の性質に気づき、流水タイプの自動給水機である『エルフィン給水機』をを導入してみることにしました。
実際に使ってみたところ、猫たちが自然と飲みに行く “お気に入りの水飲み場” になりました。
本記事では、エルフィン給水機の特徴、実際の飲水量の変化、使ってわかったメリット・注意点まで詳しく紹介します。
『エルフィン給水機』ってどんなもの?
『エルフィン給水機』は、2024年にクラウドファンディングで登場し、今では公式サイトElfin Fountainで購入できるセンサー式の自動給水器です。
『エルフィン給水機』の特徴は以下の通りです。
- 電動ポンプがなく、パーツが少ない。掃除が非常に簡単。
- 水と電気の分離。100%電流がない。
- 電源は有線・無線が選べる。ワイヤレスは30日間稼働。
- 超静音設計。
電動ポンプがなく、パーツが少ない。掃除がとても簡単。
従来の給水器はポンプの分解洗浄が面倒ですが、エルフィンは 水が通るパーツがたった2つ。
洗う箇所が圧倒的に少なく、毎日の管理が本当にラクになります。
水と電気が完全に分離。漏電の心配なし。
水槽部分と電源ベースが完全に分かれているため、水が通る部分には 100%電流が流れません。
安全性が高く、猫が触れても安心です。
電源は “有線・無線” が選べる。ワイヤレスは最大30日間稼働。
本体に充電ができるため、ワイヤレス(無線)使用が可能です。
そのため、電源タップの近くに給水機を置く必要がなく、場所を選ばず好きな場所に置けます。
また、目立つコードがないので猫がいたずらしにくいです。
センサー感知で流水。超静音設計。
猫が近づくと自動で流水する仕組みと時間で流水する仕組み(15分に1回 20秒)があります。
また、水が出る時の音量はたった35デシベルです。35デシベルは睡眠に影響を与えない騒音の目安とされています。
『エルフィン給水機』の構造
水槽
水槽は透明で、横にメモリがついています。

水槽のポンプ部品
写真(左)の白くて丸い部品と、その上に写真(左)に水が通る煙突状の部品を設置します。


上蓋部分
写真(左)の白い蓋部分にフィルターを設置します。
さらにその上に写真(右)の銀色蓋と噴水状にするための透明部品を設置します。そして、写真(右)の白い部品で蓋をとめます。


自動給水の様子
真正面と左側からの写真です。
水は透明な部品箇所から噴水状に出てきて手前側の穴部分に落ちて水槽に戻っていきます。


『エルフィン給水機』を実際に使ってみた感想
すぐに飲んでくれた?
元々、蛇口からの流水が好きなねこさんだったので、給水機の設置から約30分ほどで飲みに来てくれました。
慣れるまで数日かかるかと思っていたので嬉しい誤算でした。
飲水量はどう変わった?
結果から言いますと、『エルフィン給水機』によって飲水量は増えました。
飲水量としては、
つまり、飲水量は2〜3倍にアップ!
1日約50~100mlほどの増加で、よく飲んでくれていると実感できるレベルでした。
掃除のしやすさ
自動給水器はポンプなどの掃除が面倒…というイメージがありましたが、エルフィンは部品が最小限なのでかなりラク。
いつもなら“掃除しなきゃ…”と気合を入れるところを、サッと掃除できるのが好印象でした。
音は静か?
センサーで猫を感知して水が出る仕組みですが、音はかなり静かです。
流水音は多少ありますが、寝室に置いても気にならないレベル。
35dBという表記どおり、睡眠にも影響しない静音設計でした。
ワイヤレス稼働は便利?
本体を充電すればコードレスで設置できるのも大きなメリット。
ただし、人間にもセンサーが反応してしまうため、これによりバッテリー消耗が早まってしまいました。
我が家のように人間が通る場所に設置すると10日ほどで再充電となりましたが、猫だけが通る場所なら30日持つのだと思います。
他の給水対策との比較
流水が好きな猫さんは エルフィン給水器 が向いている一方で、冷たい水が苦手・冬の飲水低下が気になる子には “ぬるま湯ケア” が最適です。

まとめ
『エルフィン給水機』は、流れる水が好きな猫の飲水量アップに特に効果的な給水器 でした。
我が家では、2匹の猫で反応が分かれました。
1匹は流水が好きなタイプで、設置してすぐに飲むようになり、飲水量も大きく増加。
もう1匹は慎重な性格で最初は数口飲む程度でしたが、2ヶ月ほどで慣れて、今では2匹ともよく使っています。
ただ、自動給水器が苦手な猫もいるため、流水が好きではない子や慎重なタイプの子は、水皿の種類を変えたり、置き場所を工夫したりするのも選択肢のひとつです。

